【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
「なにがですか??」
「俺のためにつくる料理だよ」
「……わたしが社長のモノみたいに言わないでください」
「なんで??だって美優紀は俺の妻だろ??」
「……まぁ確かに、そうですが」
「でしょ??てことは美優紀は、俺のモノでしょ??」
「あのですね、社長。わたしをオモチャみたいに扱わないでください」
「だって美優紀が俺のモノっていうのは、事実でしょ??美優紀は俺の妻なんだからさ。てことはつまり、俺だけの妻ってことでしょ??」
「……社長はわたしをなんだと思っているんですか??」
美優紀の顔はなんとも言えないくらいイヤそうな顔だった。
「だから、俺の妻」
「……わたしはあくまでも、社長を支えるために社長の妻になったんですよ??わたしをモノみたいに扱われては困ります」
「……悪い」
「わかればいいんです。それより、食べ終わったら自分の洗濯物をしまってくださいね」
「ああ。わかった」
最近仕事が早く終わる時は、俺も家のことをやるようにしてる。
ていうか強制的にやらされている。
掃除や洗濯、お風呂の掃除など、やることはたくさんあるんだ。
少しでもサボると鬼嫁美優紀の怒りが爆発しそうになる。