【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】

「……すげぇ自信だな」

「本当のことですから。社長は、わたしを愛していますからね??」

「……えっ」

あっああ、愛してる……。
まさか美優紀の口から、そんな言葉が出るとは……。

「なんです??　愛しているんですよね??」

「……まあ」

まぁ確かにに美優紀のことは、すげぇ好きだけどさ……。
でもそれって、美優紀を愛してるのか??

「わたしは社長のことを見てればわかりますよ??社長はわたしのことが好きで、わたしを愛しているんです」

「……愛してる、ね」

「はい。社長は完全にわたしに、惚れているんです」

確かに惚れている……。

「わかってんじゃん。そうだ、俺は美優紀が好きだ。美優紀を愛してる。……誰にも渡したくない」

「社長は素直なんですね。わたしはそんな風に好きだなんて言えません。恥ずかしいですし」

「……勘違いするな。俺だって恥ずかしいんだけどな」

「でもそんな社長も、わたしはなかなか素敵だと思います」

なに??それって俺のこと好きってこと??
そう思っていいのか??

「最近の社長、わたしはすごく素敵だと思っていま。カッコイイと思います」

「えっ、そうか??」

「はい」

それは嬉しいけど、少し複雑だった。