【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
「藤枝??」
「……え??あ、すいません」
「どうした??具合でも悪いのか??」
「いっいえ……。なんでもありません」
「そうか。なにかあったらすぐに言えよ??お前は俺の秘書なんだから。秘書に何かかあったら、俺が困るからな」
「はい。……申し訳ありません、社長」
「謝ることはない。さ、会議も終わったことだし帰るぞ」
「……はい。では表に車を回します」
「ああ、頼む」
今日の社長は、なんだか凛々しいわね。
いつもより爽やかに見えるわ。
なにかあったのかしら??……ああ、それに社長はわたしの心配をしていたわね。
社長がわたしの心配をしてくれるなんて、きっと一生ないと思ってたわ。
本当にになんだか、新鮮な気持ちでいっぱいだわ。
「社長、表に車が来ました」
「よし、行くぞ」
「はい」
社長と共に車に乗り込む。
わたしはすぐさま明日の予定をチェックする。
「社長、明日は新店舗の開発に関する、会議があります」
「新店舗??……ああ、そうか。また新店舗の開発するとか誰かが言ってたな」
「はい。どうやら本当みたいですね」
「……まためんどくさくなるな」
「そうですね。ですが新店舗は、順調に売上げを伸ばしてるみたいですよ」