【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】

「……そうですか。わかりました」



わたしはそう言って席を立った。



「おっおい。美優紀??」


「……なんでしょうか」


「……やっぱり怒ってる、よな??」


「怒ってません。　呆れているだけです」


「えっ……」


「……前にも忠告しましたよね??くれぐれもスキャンダルだけには、気を付けてくださいと」


「あっ、ああ……」


「それなのに今、社長にスキャンダルが出たら会社は困るんですよ??　仮にもあなたは社長なんです。……社長がそんな軽々しい人だと思われたら、元も子もありません」


「なぁ美優紀、待ってくれよ」


「……この件については、また後ほど」