【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
その時、俺のスマホが勢いよく鳴り始めた。
相手は案の定親父だった。
やっぱり耳に入ってきたか……。
「……もしもし、俺だ」
「わたしだ。今平気か??」
「……ああ」
親父の声は少し低かった。
たぶん怒ってるんだろう……。
「お前もついにやらかしたな。 まさかほんとにスキャンダルを出すとは」
「俺もそんなことになるなんて、思いもしなかった。予想外だ」
こんなことになって、1番驚いてるのは俺だ。俺が一番驚いているに決まっている。
大事なこの時期にこんなことになってしまったのだから。