【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
そんな社長がまさか、一晩だけの関係の人とスキャンダルされるなんて……。失態だわ。
「失礼します。 社長、戻りました」
とある仕事を終えて社長室に戻ると、社長は誰かと電話しているようだった。
「ああ、頼むよ。迷惑かけて悪いな」
電話を切った社長がわたしの方に振り向く。
「ああ、美優紀、おかえり。戻ったのか」
「はい。お待たせしました」
社長はわたしに近づいてくると、わたしをギュッと抱きしめる。
「……しゃ、社長?どうなさったんですか??」
「ごめんな、こんなことになっちまって」
困惑するわたしに、社長はそう言ってきた。
「……え??」
社長ったら、どうしたのかしら……。