【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
わたし、妊娠しました。
side秋一
「……秋一さん、あなたを愛しています」
「俺も、愛してる」
「んん……。あぁっ、んっ……あっ」
美優紀に想いを伝え、俺は美優紀をまたベッドの上で抱く。
その度に、理性が飛んでしまい、抑えることができない。 美優紀の全てが愛おしくて、全てを俺のモノにしたいと、そう思ってしまう。
キレイな指に、キレイな身体。それは俺の理性を奪ってしまう。
「あっ……秋一、さん……っ、あぁっ‼」
美優紀の手を握り、鎖骨や唇にキスを交わしながら、お互いに理性が限界を越えるまで何度も抱き合った。
お互いに漏れる吐息や、甘い声。
それだけでもう、俺は美優紀のトリコになっていてしまっているのだ。 美優紀じゃないと、ダメなんだ。
「……なぁ美優紀」
一緒に果てた後、まだ温もりが残っているベッドの中で、美優紀を抱きしめながら話し始めた。
「……なんでしょうか??」
「寝室を、一緒にしないか??」
「えっ??……一緒に、ですか??」
「ああ」
実はずっと、考えていた。結婚しているというのに、寝室は別々で。
だからこれを機に、一緒にしたいと考えていた。
「……はい。わたしも、一緒がいいです」
「本当か??」
「……はい。秋一さんと一緒に過ごせるのは、とても嬉しいです」
意外だった。仕事に支障をきたすとイケないから、別々のままにしましょう。
美優紀なら、そう言うと思っていた。
「ならよかった。後でベッドを移動しよう」