【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
「そういえば、今日はなんでショッピングモールに??」
「実は、ベビー用品を見たくて……」
赤ちゃん用の洋服とか、色々見たいと思っていたので、今日は一緒に来れてよかったと思っている。
「そっか、確かに。そろそろベビー用品、見てみてもいいかもな」
「はい。赤ちゃん用の洋服、探したいです」
左手の薬指に、キラリと光る結婚指輪を二人で見つめながら、ベビー用品のお店へ入った。
゛いらっしゃいませ゛と店員さんの声が聞こえてくる。
「そういや、子供の性別は分かってるのか??」
「はい。男の子だそうです」
検診へ行った際に、性別が男の子だということが分かっていた。
秋一さんには、まだ言わないつもりだったけど、つい教えてしまった。
「男の子か。いいな」
「はい。わたしと秋一さん、どっちに似てるでしょうか??」
「どっちだろうな。どっちでもカワイイさ、きっと」
「はい。そうですね」
男の子用の洋服をあれこれ眺めながら、ワクワクと楽しみが止まらなかった。
カワイイ服がたくさんあって、迷ってしまう。
買おうかどうか迷うけれど、今日は見るだけにしようかと思う。
くまさんの柄にカエルの柄など、男の子が好きそうな柄がたくさんある。
「たくさんあって、迷ってしまいますね」
「確かにな」
「秋一さん、ありがとうございます」
「なんだ急に??」
「こうして一緒に来れて、嬉しいです」