【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
「美優紀、はい。これプレゼント」
「……ありがとうございます」
「じゃあ、そろそろ蕎麦でも食べに行こうか」
「はい」
また手を繋いで、駐車場まで歩く。その姿をすれ違う人が見ている。
恐らく秋一さんがカッコイイから、みんな見ているのだと思った。
「ねぇ!あの二人、すごく美男美女じゃない??」
「ねっ。二人ともお似合いだよねぇ」
歩いていると、ショッピングモール内を歩いていると。
そばを通った女子大生くらいの女の子が、そう言っていたのが聞こえた。
「……なんだか照れて、しまいますね」
「よかったな。俺たち、お似合いだってよ」
秋一さんがニヤニヤしながら言った。
「もう、秋一さんったら……」
「俺はいつまでも、美優紀をキレイだと思ってるけどね。 まあ俺の奥さんなんだから、当たり前なんだけど」
「もう、なに言ってるんですか……」
恥ずかしいと思いながらも、その言葉が嬉しいとさえ思ってしまった。
やっぱり好きな人にキレイだと、そう言われるのは嬉しい。