【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
「美優紀、何か映画でも観ようか」
「はい」
テレビの画面をスクロールしながら、観たい映画を選択していく。
「あっ、これずっと観たかったヤツです」
「これか??」
「はい。映画館で観ようと思ってたんですけど、なかなか行けなくて……」
「じゃあ、これを観よう」
「いいんですか??」
「ああ。これを観よう」
美優紀が観たいと言っていた恋愛映画を付ける。 この映画は、有名な女優と俳優が共演していることはが話題になった映画だった。
美優紀いわく、予告から泣けてしまうらしい。
どんな映画なのか、楽しみだ。
「……うわっ、わたし今キュンてしました」
「これでか??」
「はい。素敵です。憧れます」
「そうか。女はこういうのが好きなのか」
「というか、非現実的だからこそ、ドキドキしたりするのかもしれません」
「……ドキドキしたいなら、オレがドキドキさせてやる」
美優紀の唇をすかさず奪う。 すると美優紀は、少しだけ照れたように顔を赤くしていた。
「もう、秋一さんったら……」
「いいだろ??俺がしたかったんだから」
「ふふふ、嬉しいです。……秋一さん、お腹の子、どんどんこれから大きくなるので、なかなか動きにくくなりますが、よろしくお願いしますね」
「ああ。全力でサポートするよ。気になることがあれば、なんでも言ってくれ」
「ありがとうございます」
「おい、パパだぞ。よろしくな」