【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
「分かってます」
「美優紀は頑張り屋だから、心配だな」
「そうですか??」
「ああ、秋哉もそう言ってるぞ。なあ秋哉??」
秋哉に目を向けると、秋哉はニコニコと笑っていた。 ダメだ……俺たちの子供は可愛いすぎる。
まさに天使だ。 こんな天使を宿してくれた美優紀に、感謝しないとな。
「秋哉に、そろそろミルクをあげましょうか」
「そうだな。また母乳か??」
「いえ、今日から粉ミルクにします。母乳があまり出なくなってきたので」
「そうか。俺がミルク作ってこようか??」
「いえ、秋哉は秋一さんといると楽しいみたいなので、わたしが作ってきます」
「わかった。頼むよ」
「はい。座っててください」
美優紀がミルクを作る間、俺は秋哉にカワイイクマのキーホルダーを見せてみた。
すると、キャッキャッと喜んでクマさんを握ろうとしていた。
「そうか。秋哉は、クマさんが好きなのか??」
「あっうー」
クマさんのキーホルダーを手に持ち、ニコニコと笑っている。
どうやら、お気に入りらしい。
まあ、カワイイからよしとしよう。
クマさんを手に持ちながら、笑っていた秋哉を見て、美優紀も嬉しそうに笑っていた。
「秋一さん、ミルクできましたよ」
「ありがとう。さ、秋哉。ミルクの時間だよ」
哺乳瓶を口に加えさせて、ミルクを少しずつ飲ませてみる。
すると、ミルクを吸い込むようにぐんぐんと飲んでいた。