【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
え、なぜそうなるの!?
「決まってるだろ。美優紀が俺の妻だから」
「意味がわかりません、社長。なぜわたしのためにそんなことを」
「俺が美優紀の生活に合わせれば、美優紀だって生活しやすいだろ??」
「確かに、それはそうなんですが……」
「だろ??じゃあ決まり」
「ですが社長、わたしは社長の妻なので社長の生活に合わせるのは、わたしの立場ですから」
「それじゃダメだ」
「なぜです??」
「美優紀がかわいそうだ」
「はい??なぜわたしが可哀想なんですか??」
「美優紀は俺のリッチな生活を知ってるからだ」
「リッチな生活、ですか??」
「ああ。俺が普段何を食ってるとか、どんな服着てるとか。美優紀はそれを知ってるだろ??」
「そうですね。ですが社長、わたしは全然可哀想なんかじゃありません」
「え??」
「社長とわたしは生まれも育ちも違うんですよ??それぞれ違くて当然です。わたしと社長にはそれぞれの生活があるので、生活スタイルが違うのは当たり前のことです」
「あ、ああ。そうだな」
「ですからわたしのこと゛可哀想゛だなんて言わないでいただけますか??」
「わっ悪い」