【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
「わかっていただければいいんです。わたしの方こそ申し訳ありません」
「いや、いいんだ。気にするな」
「はい。 社長、今日の夕食はカレーでもよろしいですか??」
「ああ。構わないよ」
「では今夜はカレーにします」
「ああ」
野菜やカレールーなどをカゴに入れ、レジに並び会計を済ませる
「重いだろ??持つよ」
「いいんですか??ありがとうございます」
社長って意外と紳士的な部分があるのね。
急に優しくなったわ。
「にしてもスーパーって、不思議だらけだな」
「そうですか??」
「ああ。なんつーか、俺の知らない世界だ」
と、社長は言った。
「当たり前じゃないですか。ですがこれが、普段のわたしたちの日常です」
「スーパーって意外となんでも売ってんだな。文具とかおにぎりとか」
社長は不思議そうな顔をしていた。
「当たり前ですよ、社長。スーパーは日用品が売っている場所なんですから。わたしにとっては、いつもの見慣れた場所です」
「そ、そうか」
「はい。では買い物も終わりましたので、帰りましょう」
「ああ」
わたしはまた社長の運転で、新しい我が家へと帰った。