【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
side秋ー
「社長、夕飯の支度ができましたよ」
「ああ」
美優紀の手料理、初めて食べるな。
なんだかドキドキする。
「うまそうだ。食っていいか??」
「どうぞ。ただし味の保証はできませんが」
「いただきます」
美優紀の手作りカレーを一口パクリ。
「……うまい」
「ほんとですか??社長のお口に合ったみたいで、なによりです」
美優紀のカレーうまい。今まで食ったことない味がする。
「このカレーうまいぞ、美優紀」
「ありがとうございます。こんな庶民的なものですいません」
「いや、全然構わないよ。むしろ俺的には新鮮でいい」
「そうですか??社長には、こんな庶民的なもの似合いませんよ。社長はリッチなお方ですから」
「いや、俺は構わないよ。別にリッチな生活じゃなくたって構わないから」
「そうですか??でも社長には、リッチな生活の方が生活しやすいのでは??」
「そんなことない。たまにはこうやって冒険するのも、悪くない」
「そ、そうですか??ならいいのですが……」
「美優紀は俺に少し気を遣いすぎだ。もう少しリラックスして生活したらどうだ??」