【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
「社長、もうすぐで到着です」
「わかった。店舗に連絡は??」
「すでに入れてあります」
「わかった」
なんていうのかしら??
わたしと結婚してから社長は、なんだか仕事にも意欲を持つようになったみたいだ。
たしかに愛のない結婚だけど、社長のこと少しは知ることができたし。
社長との距離も少しずつ縮まってきてる。
社長のためにご飯を作ることも、社長のためにお風呂を沸かすことも。
今はあまり苦には思わない。社長もきちんとご飯を食べてくれるし。
なんだかんだ優しい人なのよね。
「社長、着きました。降りてください」
「ああ」
車を降りたわたしたちは、店舗の中へと入っていく。
社長の意見を取り入れ、店舗は新しい内装に変わった。
「おっ。新しい内装になったな」
「そうですね。いかがですか??社長」
「大分よくなったんじゃないか??この雰囲気なら、男でも入りやすいと思うぞ??」
「わたしもそう思います。これなら女性だけでなく、男性も入りやすいですね。いいと思います」
「だろ??やっぱり俺って、才能あるんじゃないか??」
「………」