【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
side秋一
「アハハッ!!そんなこと言うのってきっと美優紀ちゃんだけだと思うよ⁉」
「そうですか??」
やめろ姉貴!! 美優紀になんてこと言うんだよ!!
「秋ーはすごい手が掛かるからさ、世話すんのって大変だと思うよ??世話焼かせるの好きだからね、秋ーは」
「おい姉貴!!余計なこと言うなよ」
今日は紹介しに来ただけなんだから。
姉貴のヤツ、全然変わんねぇな……。
「いいじゃないの。こんなキレイな奥さん、もらったんだから」
「そっそんな……。キレイだなんて、とんでもないです」
「なに言ってんの。キレイじゃない」
「ありがとうございます、お姉様」
「いいのいいの。気にしないで。秋ーのことこれからもよろしくね」
「はい」
「もういいだろ、姉貴??今日は挨拶しに来ただけなんだから」
「なに言ってんの。ほんとはお昼食べに来たんでしょ??」
「……はぁ。姉貴には勝てねぇな。なんでも見透かされるんだな、俺は」
「バカね。何年アンタの姉貴やってると思ってんのよ」
「だよな。俺の考えが甘かった」
「そうそう。美優紀ちゃん、今とっておきのご飯作ってくるからちょっと待っててね」
「あっ、はい。すみません。 ありがとうございます」