【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
おいおい、マジか……。
「しても構いませんよ。でももしわたしが浮気を知ったら、その時は社長とすぐに離婚させていただきますので」
「……それぶち殺されるより怖いな」
「そうですか??まぁわたしも、その時は黙ってはいませんが」
「……それってつまり、浮気をするなってことだな」
「違います。浮気をしても構いませんが、問題になるようなことだけは、避けてくれと言っているんです」
「……美優紀はやっぱり鬼嫁なのか??」
「違いますよ。当たり前のことを言っているだけですが」
「……美優紀が言うとマジで怖い」
「そうですか??まぁくれぐれも、ご自分の立場を考えてくださいね??社長」
「わかってる」
「ならいいんですが。わたしは社長の妻として、出来る限りのサポートはさせていただきますから」
ん??サポート??
「はい。社長がご自分の仕事に誇りを持ってくれるように、お手伝いをさせていただきます」
「そ、そうか」
「はい。……あの、すみません。わたしは、この後予定がありますので先に会社に戻ります」
「え、食べないのか??」
「今回はお気持ちだけ受け取っておきます。では、わたしはこれで失礼します」