組対のデカ
第25章
25
警視庁の担当監察官だった荒井は、一課の速水や越沼たち殺人犯捜査七係の警官たちから聴取できなかった。
刑事だって捜査に狩り出される以上、特定の班に所属しているのだし、事件があれば当然追う。
警部補である速水も、警部の越沼も自分たちの班を率い、退職後、謎の転落死を遂げた長谷川元警部補のことを調べている。
荒井は一課の管理官で警視職にいる北山院に事実関係を問い質し、それに対して、北山院も認めた。
西新宿署に設置されていた警視庁との合同捜査本部で速水や越沼が動き続け、必死になって事件を捜査していると。
北山院は迷うことなく、速水と越沼の率いる両方の班の動きに不審な点がないことも認めた。
荒井としてはあの監察官聴取時、捜査一課の警視である北山院や組対四課長の増田、それに五課長の倉田などに今回の一連の事件に関して、警察が粗相をしたかどうかを聞きたかったようだ。
もちろん警視庁全体の屋台骨を揺るがすことであるのは間違いない。
警視庁の担当監察官だった荒井は、一課の速水や越沼たち殺人犯捜査七係の警官たちから聴取できなかった。
刑事だって捜査に狩り出される以上、特定の班に所属しているのだし、事件があれば当然追う。
警部補である速水も、警部の越沼も自分たちの班を率い、退職後、謎の転落死を遂げた長谷川元警部補のことを調べている。
荒井は一課の管理官で警視職にいる北山院に事実関係を問い質し、それに対して、北山院も認めた。
西新宿署に設置されていた警視庁との合同捜査本部で速水や越沼が動き続け、必死になって事件を捜査していると。
北山院は迷うことなく、速水と越沼の率いる両方の班の動きに不審な点がないことも認めた。
荒井としてはあの監察官聴取時、捜査一課の警視である北山院や組対四課長の増田、それに五課長の倉田などに今回の一連の事件に関して、警察が粗相をしたかどうかを聞きたかったようだ。
もちろん警視庁全体の屋台骨を揺るがすことであるのは間違いない。