組対のデカ
で、公安の動き方も実にしっかりしているのだった。


 俺自身、昔公安にいた時代もあったのだし……。


 確かに組対部にいれば疲れる。


 だが、それが任務だと思えば淡々とこなせるのだ。


 俺も警察内部で組織犯罪を取り締まるプロとして、しっかりとやっていた。


 組対部と公安部は何かと繋がりがある。


 している仕事が酷似しているからだ。


 ひとまず長谷川転落死事件も他殺として処理され、刑事部内の一課だけでなく、組対部も安堵していた。


 そして俺たちはまた地味な活動を続ける。


 本格的な夏も終わりに近付いてくると、少し涼しくなりつつあった。


 俺もずっとフロアに詰めながら、仕事をこなしている。


 デスクの固定電話が鳴り出せば、すぐに取っていた。
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