白狐と僕の100日間
\人間界に行くっ!/

「なぁ、じぃさん!人間界に行ってもいいだろ?」


「だめだ。お前さんは、キツネなんだぞ。人間界に行くことはない。」


「なんでだよ!じぃさん、お願いだよ!」


「だめなもんは、だめだ。人間は、愚かだ。人間界に行ってもいいことは、ないぞよ」


「それでもいいんだ!私は、人間界に行きたいんだ!お願いだよ!」


「うむ…お前さんが、そこまで言うなら仕方あるまい。」


「やったー!」


「だが、1つ条件がある」


「なんだ?じいさん」


「お前さんが、人間界にいてもいい時間は、100日間だけだ。わかったな。」


「わかったよ!じいさん!私、人間界に行ってくるよ!」


「あと、1つ。人間界での約束を守れるか?」


「うん!守れる!」


「よし。人間界では、絶対に尻尾を見せたらいけないぞ!」


「はーい!いってきまーす!」
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