白狐と僕の100日間


ルンル ルンル ルン♪楽しい楽しい人間界♪



これから、人間界だ!




じいさんのやつ、ひどいな…





ふんっ!!





100日間しか


か。。。





それより、人間界ってどこにある?




さっきから、森の中をずーと歩いているのにまだ着かない。。。




この道で合ってるのか?





あれ?




なんだあれ?




うわっ




人間が来た!




こっちに来る!

男だ。


「はぁはぁはぁ…あの…すみません。道に迷ってしまったのですが…」




「なぜ、私に聞く。」




「え!?あ。すみません。」




「なぜ、謝る。」



「すみません。いや、怒ってると思って。」




「別に怒ってない。それよりここは、どこだ。お前、人間だろ!わかるだろ!私を人間界に連れてげ!」



「。。。は?あの、、、人間界ですよ?ここ…」




「え!?いや。知っている!そんなこと…っ」




「あの…ここからどうやって出ますか?」




「あ!そうだ!おい!男、私につかまれ!」




「あ、はい…」





ビュンッ




「え?空飛んでる。。。えー!?あなた何者ですか!?」




「ん?お前、内緒にするか?」





「はい!」



「私は、、白狐だ」





「きつね!?」





「おい!ただのきつね扱いするな!白狐だ」





「白いきつね…かっこいいです!」





「だろ?お前、私のことが怖くないのか?」





「怖くなんかありません!」





「そうか、あの、お前さえよければ私をかくまえ!」





「え!?ダメですよ!僕の家狭いし…女の人を入れられるスペースなんて。。。」



「私は、人じゃない!白狐だぞ!大丈夫だ!」



「きつねだからといって…ダメです!」



「なぜみんな、ダメ、ダメと言う!」



「ダメなんですよ!家に帰ってください!」



「私には、家がない!」




「じゃ、きつね界に戻ってください!」




「嫌だ!私は、きつね界には戻らないぞ!」



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