年下彼氏。


「…俺も。」

そんな小さな声も、隼人くんは拾い上げてくれた…。

「かえろっか」

「えっ?でも授業…」

「大丈夫、大丈夫!ほら、いこ?」

隼人くんは立ち上がってしゃがんでいる私に手を差し延べた。

「…うん!」



その時、私は、嬉しくて嬉しくて仕方なかった……。

ほんの数10分であんな事がおきるなんて、わかるはずもなかったから、私は隼人くんの手を取ってしまった……。

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