年下彼氏。
そっそんな事言われたらあたし…。
断れないぃ…。
なんせ全校生徒&全先生の前…。

桐谷 隼人くんの、《名誉》のためにも…。

「あ、あたしなんかでよかったらよろしくお願いしますっ!」

どうせ、すぐにフラれてしまうのだから…。
大丈夫。大丈夫よ、もも。
…どうにかなるわ。

私は、自分の胸に言い聞かせて、頭を下げた。

その瞬間にみんなから大きな拍手が湧いた。

「やった!ありがとう!夢みたいだ!」
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