誰よりもキミを〜結婚式はグラウンドで!?〜
着替えてしばらくごろごろ
今思えば卒業式の次の日になにやってたんだろうって思ってた
「もう卒業したってことはもう俺ら毎日会えないんだな…
今までは朝から夕方まで一緒にいることが多くてそれが当たり前だと思ってたのにな」
まさかあの廉がこんなこと言うなんて
「……どうしたの??」
「急に寂しくなってきた
いま幸せ過ぎて怖い
俺が寮に行ったらもうこんなに会えないんだな」
「そ、そんなこと言わないでよ
あたしまで寂しくなってきたぢゃん!!
離れてても廉が頑張ってるならあたしも頑張れる
廉が寂しくなったらあたしがいつでも飛んでってあげるから!!」
「……おまえ強くなったな」
廉はあたしを抱き寄せた
「ほんとは強くないけど…強くなんなきゃ!!
廉に心配されないように
だから安心していきな!!
あたしが一番廉を応援してるから」
そして力強く抱き締めてくれた
あたし大丈夫だ