誰よりもキミを〜結婚式はグラウンドで!?〜
クラスも違うから甲子園が終わってからは話すこともなかったし、見ることさえなかった
知らない間に早瀬は長い髪の毛をショートに切っていた
「早瀬、すぐ終わるんだろ?? だったらいってこいよ!! 俺らまってるから」
少し…いや、かなり気まずいけど、陽向たちにここまでいわれたら行くしかない
「いいよ、話って??」
「…あたしまだ廉くんが好き
どうしてもあきらめられないの
あたしと付き合って」
こいつなに言ってんだよ
俺はまえ振った時にはっきりゆってやったのに
「……………」