諦めたくない恋
あれから、一ヶ月くらいたったのかな
「・・・まだあきらめてないんでしょ?」
香奈はそういって私の顔をのぞく
「うん。・・・あきらめなきゃと思うのに、諦められないの」
一目ぼれだった。
初めて、教科担当としての挨拶をしたときに
尋常じゃなく胸が鳴った
それからも、かかわっていくうちに
惹かれていく
「まぁ、刹那初恋だものね」
香奈は私と中学校からの親友で
高校2年になる今まで恋愛関係での秘密はないというくらい
いろいろ話していた
そのため、香奈は知っている
私が先生が初恋だということを