「一番」になれなくて・・・
好き?

“後輩”は“後輩”


「あーあ・・・・」



私は窓の外を眺めると
ため息をついた。


外では3日後に卒業を控えた
3年生達が走り回っていた。


「なに?
ため息なんてついちゃって。
どしたの?」



横から声を掛けてくるのは
学年一のモテ子兼私の親友、渡邉美紀(わたなべみき)




「んー・・・・・。」



「周センパイ?」



「ん・・・まあ・・・・。」



「「きゃーーーーーーー!!!」」



黄色い声が耳を劈いた。






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