「一番」になれなくて・・・



「まじ?!」



これにはさすがの伊藤も
目を丸くした。




「その人の名前は?顔は?性格は?」



取り調べかい・・・。




「やだよ。
教えない。

ただの幼なじみだし。」





「え、ちょっとちょっと!

その話詳しく聞かせて!!!


語ろうよ!!」




「ちょっ・・・

伊藤!!」



伊藤は近くにあった公園を指差すと
私の手を掴むなり
公園に向かって走り出した。




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