real
ゲ...またかよ。
ケバケバした女が俺に近づいてきた。
「豹~、今日の夜空いてるぅ?」
さりげなく腕を組んできた女は甘ったるい声を
出しながらそんな事を尋ねてきた。
身体に自信があるのか女は大きな胸を俺の
腕にグイグイ押し付けてくる。
ま、こんなのは慣れてる。
俺の答えは決まってるしな。
「ん?別にいいぜ。今日も楽しませてな」
女の肩に腕を回しながら営業用の
笑みを浮かべた。
女は嬉しそうに俺に抱きついてきた。
あ-...だるい。
こんなんばっかだな、俺。
「じゃ。また後でな」