言葉のとびら

30分後無事に
面接が終わった私は
学食に向い、ﾀﾂさんを探した。
探していると
ﾅｻさんに話しかけられた。
「ﾊﾅお疲れ様。手応えはどうだった？」

「ﾅｻさーん。出来はまあまあでしたけど、あのA先生ってなんなんですかぁ？」

「ﾊﾅちゃん…A先生に当たったんだね。まぁガンバだょ。ﾀﾂ呼ぶ？」

「そんな悪い先生なんですか？頑張りますね。ﾀﾂさんどこですか？よんでもらっていいですか？」

すると、ﾅｻは大声でﾀﾂを呼んだ。
「ﾀﾂー。あんたんこと呼んでるょ。」

すると、端のほうから
ﾀﾂさんが、ひょっこり顔をだし
こちらへ走ってきた。
「うっせーな。ﾅｻ。おめぇは声ばかでかいんだから。で、なに？」
私の事に気付いていないﾀﾂはﾅｻに話し掛けた。
「はぁ？こんなかわいい子があんたの事探してるんだから大きい声で呼ばないとね。ほーら。ﾊﾅちゃんが待ってるわよ。」

ﾅｻは呆れながら言った。
「えっ。ﾊﾅ？」
ポロッと私の名前を言いながらﾀﾂは私の方を向いた。
「ﾊﾅ、向こうへ言ってはなそ。」

とﾀﾂがはにかみながら言った。
「いいですょ。」
と私は答えた。
歩きながらﾀﾂは
「ﾅｻ、サンキュウなぁ。」
といった。
すると
「仲良くしなねぇ。」
とﾅｻさんがいいながら手を降った。