君の視線
俺が聞く限りは黒崎の可能性は無かった
でも、白石が言った好きな人の特徴の一つに引っかかっていた
『笑顔が太陽みたいに眩しいんだ。』
この言葉だけ黒崎にぴったり当てはまってしまった
嫌な予感しかしなかった
その予感は的中してしまった
部室からグラウンドに来た二人が目に入った
見たくもない光景だった
二人が顔を真っ赤にして手をつないでこっちに来る姿なんて
ああ、上手くいってしまったんだ
「き、木田。あの、な?俺たち付き合うことになったんだ」
白石は嬉しさが隠せれていなかった