逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
そうしている内に1時になった。
私は着替えを済ませた。
衣装はすっごく素敵。
今回はパンツスタイルではないのだ・・・!
黒のフレアスカート・・・!
それに質感のいい紫色のジャケット。
堅くならないように缶バッチとかをつけて遊ばせてみた。
トップスは洒落たロゴがはいったシャツ。
グレーのベレー帽も被る。
マフラーも白でゆるゆるにざっくり巻く。
靴はショートブーツ。
そして私はヘアとかメイクをセットするためメイク室に向かう。
まだ靴は自前のスリッパはいて、
ジャケット脱いで、
帽子外して、マフラーとって。
だから一見すごい地味。
ただの黒スカートにシャツ。
存在感がジャケットを着ていたときよりも格段になさすぎる。
しかもスリッパ・・・!苺柄の!
皆が作ったものだから基本オシャレなんだけど。
目立つ、っていう要素は大事だからさ。
私はそのまま空いている鏡の前に座った。
すると要路がまずネイルを施してくれた。
前に失敗したからネイルが先。
中々ネイルが乾かなくて面倒だった。
紫と黒のネイル。
アーガイルだったりストライプだったり。
何のパーツもつけないところが技の光る所でもあるし、
シンプルが1番素敵。
「かーわいー」
「そうかい?
気に入ってもらえて嬉しいよ」
完成したネイルを眺める私。
それに柔らかな笑みでかえす要路。
「次はメイクにするかー。」
要路が郁斗とバトンタッチ。
結構目力が爆発しそうなメイク。
リップは赤でエロチックにする・・・らしいです。
バッサバサのつけまにマスカラ。
14.5ミリのカラコン。
涙袋を強調させる。
チークは控えめに、かつ大胆に。
そしてメイクの最中は郁斗とお喋り。
「そーいえば、試験一位っしょ?」
「うん」
「俺も俺も」
「まあ予想はつくよ。」
「だろぉ?
やっぱてんさーい、俺」
「自分で天才って言う人って基本天才じゃないと、
私の18年間の経験から感じる。」
「返しかてぇ!」