逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
アトリエに着くと皆はもう既に着いていた。
けど・・・。
「あー、もう無理だ。
ッチ・・・ったくよー。」
衝撃的な映像に思わず目が点になった。
「・・・えと、要路・・・?
これは・・・」
私はその衝撃的映像を片手で指す。
指を指したら絶対にいけない雰囲気。
「・・・修が、旬の集中してる時間を邪魔したから・・・。
旬が閃いてたのにイメージ消えたって・・・」
要路はこめかみの辺りをポリポリ掻きながら言う。
「・・・うーん、参ったな。」
どうやら要路もお手上げのようだ。
・・・今の状況、
それは旬がどっぷり王様のようにソファに座り込み、
そのソファのすぐ下の床に正座をしている修。
なんなんだ、
この主従関係の表れみたいな図は。
「どうにかしなきゃ・・・だよね。」
「うん、だね」
要路は苦笑いでそう答えた。
それからは、
私が旬に少しビクビクしながら話をして、
旬を落ち着かせる努力をした。
「はぁ・・・?キレんなって?
そりゃキレるだろ。」
「・・・そこを何とか・・・」
「・・・、時間経てばおさまる。
おまえに当たり散らしそうだから今日は関わんな」
そう言って私の頭をくしゃっと撫でるものだから・・・。
・・・こんな些細な出来事なのに。
触られた所が熱を持つ。
いつか溶けちゃうんじゃないかな・・・。
そんなことを思って旬から離れた。
当たり散らしそうだから近寄るな・・・
って、旬の優しさ・・・なのかな。
旬の一つ一つの言動が・・・、
私には色々考えさせられる。
そんなわけで、
今日一日は私のサイズに変わりはないかだけ調べて終わった。
―――――次の日
朝、
今日は一人で登校して授業が始まるのをケータイをいじりながら待っていた。
そして授業の始まりを告げる予鈴がなり、
私はケータイをしまう。
先生が入ってきて軽く咳ばらいをしてから喋り出した。
「いきなりですが、今日は転入生がいます。」
そうニコリと笑う。
一瞬でざわめき始める空間。
私はあまり驚かなかった。
へー・・・、それはすごいことですな。
むしろ、感心というか。
・・・転入生、ねぇ。
よく編入試験みたいなの、
受かるな。
美園って専修学校の中でもすごく有名所で倍率もすごく高いのだ。
相当な子じゃなければ受からないと思うんだけど・・・。
私がそう思っていると扉がガラリとあいて、
ある女の子が入ってきた。