消えた約束
目が合った。

「君はさっきの‥」

「先ほどはありがとうございました。」

「いいえ。敬語使わなくても
同い年だから普通にしゃべってよ。」




そういえば私、あの子のこと
先輩かな?なんて思いこんでた。



「あ‥はい。…じゃなくて−うん!」






そう言った私に彼はニッコリ笑った。






入学してから名前などの確認で
わかったことは、彼の名前が




『智希』







これが私とあなたの出会いでした。
< 3 / 30 >

この作品をシェア

pagetop