ツン(デレ)ツンな市岡くん
ただ、分かるのは…
「どうせさ、無謀だったんだよな。俺なんか…」
このネタを出すと愁汰は面白い反応を見せる。ということだ。
いつも変わらぬ反応にストレスを解消して、あたしは先程よりも歩くペースをあげる。
「分かってたよ。担任とか、みんながみんな俺に無茶は止めろって言ってたもんな。でもさ、好きなんだもん。仕方ねーじゃんかよぉ…。俺、アイツの事すっげーす…――」
「グチグチうるさいなぁ。愁汰がバカだったのが悪いんでしょ。ほら、早く帰んないと由樹さん怒っちゃうじゃん」
ただ、そのスイッチが入った愁汰はとことんしつこく彼女に対する思いとか、全部を洗いざらい吐き出すから、聞いてるこっちとしてはうざくもある。
「どうせさ、無謀だったんだよな。俺なんか…」
このネタを出すと愁汰は面白い反応を見せる。ということだ。
いつも変わらぬ反応にストレスを解消して、あたしは先程よりも歩くペースをあげる。
「分かってたよ。担任とか、みんながみんな俺に無茶は止めろって言ってたもんな。でもさ、好きなんだもん。仕方ねーじゃんかよぉ…。俺、アイツの事すっげーす…――」
「グチグチうるさいなぁ。愁汰がバカだったのが悪いんでしょ。ほら、早く帰んないと由樹さん怒っちゃうじゃん」
ただ、そのスイッチが入った愁汰はとことんしつこく彼女に対する思いとか、全部を洗いざらい吐き出すから、聞いてるこっちとしてはうざくもある。