ツン(デレ)ツンな市岡くん
…あれ?
ここまで冷たい奈南の視線だったら色んなモノを冷やせるんじゃ…
「な、奈南!!ズルいよ!!あたしにもかき氷を食べさせてくれてもいいでしょ!!」
「あんた…何言ってんのよ。とうとう脳細胞死滅したんじゃない?」
「ひどいなぁ~あたしはもう分かっちゃってるんだからね?隠さず見せてよ~」
「とりあえず、あんたを入院させようと思う」
奈南がそんなことを言ってたなんて露知らず、あたしは今日の放課後スケジュールを組み立て始めた。
「かき氷って言ったら…やっぱアイスだよね。季節外れだけどそれを食べるのも乙なものだよ…――」
「話を聞けよ」
ゴスッ、とあたしの頭に激突した奈南の手刀。
「い、痛いです…」
「落ち着いたでしょ?」
「あっ、またやっちゃってた?」
「思いっきりね」
さすが奈南。あたしの扱い方も手慣れてる。
「止めてよ、あたしはそんな慣れ嫌よ」
「は、恥ずかしがり屋さん…」
「黙ろうか」
手で口を抑えて黙りましたを伝えるといい子と頭を撫でられた。
「えへへ~奈南に褒められた~」
思わず口元が緩むと呆れたようにため息を吐いた奈南はあたしの鞄を持って先を歩き出した。
「ま、待ってよ」
慌てて追いかけるといきなり立ち止まった奈南の背中にボスン、と激突してしまった。
ここまで冷たい奈南の視線だったら色んなモノを冷やせるんじゃ…
「な、奈南!!ズルいよ!!あたしにもかき氷を食べさせてくれてもいいでしょ!!」
「あんた…何言ってんのよ。とうとう脳細胞死滅したんじゃない?」
「ひどいなぁ~あたしはもう分かっちゃってるんだからね?隠さず見せてよ~」
「とりあえず、あんたを入院させようと思う」
奈南がそんなことを言ってたなんて露知らず、あたしは今日の放課後スケジュールを組み立て始めた。
「かき氷って言ったら…やっぱアイスだよね。季節外れだけどそれを食べるのも乙なものだよ…――」
「話を聞けよ」
ゴスッ、とあたしの頭に激突した奈南の手刀。
「い、痛いです…」
「落ち着いたでしょ?」
「あっ、またやっちゃってた?」
「思いっきりね」
さすが奈南。あたしの扱い方も手慣れてる。
「止めてよ、あたしはそんな慣れ嫌よ」
「は、恥ずかしがり屋さん…」
「黙ろうか」
手で口を抑えて黙りましたを伝えるといい子と頭を撫でられた。
「えへへ~奈南に褒められた~」
思わず口元が緩むと呆れたようにため息を吐いた奈南はあたしの鞄を持って先を歩き出した。
「ま、待ってよ」
慌てて追いかけるといきなり立ち止まった奈南の背中にボスン、と激突してしまった。