その女、最強総長【完】



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「凛、食べろ。」



スプーンに乗っけられた、見るからに不味そうな病院食。


私は、プイッと食事とセンセから視線を逸らす。



「お前、いつまでそうやって喋らないつもりだ。」


「…」



私は、蘭が居なくなってから、調度、一年経った冬になっても喋る事は無かった。



……喋らないんじゃない。


喋れなかったんだ。



 
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