その女、最強総長【完】
「あーん…」
「あーん…ッて、もう私子供じゃないし、一人で食べれるし。」
センセは、冷ましたお粥の乗ったスプーンを一向に、引こうとしなかった。
「もう、しょうがないなあ……」
パクッ
お粥が口の中に入る。
久しぶりのセンセの味。
あっという間に、喉に通っていった。
「どうだ、美味しいだろ?」
「フフッ、美味しいよ。」
少年の様な輝く瞳で私に尋ねるので、少し微笑みながら言葉を返した。