その女、最強総長【完】
すると、行方不明だった翔が突如部屋に現れる。
「仁!リオ!目冷ませよ!お前らコイツに騙されすぎだあああ!」
そう言いながら、翔は仁とリオを引っ張るが私から離れ様とはしない。
そんな二人を見て、翔はとても悲しそうな表情を見せた。
そんな、表情しなくても。
私は少し不思議に思った。
「お前マジ何者だよっ!」
「一般人です。」
そう私が言うと翔は怪しそうに恨めしそうに私を睨み付けた。
ははっ、こりゃ相当嫌われちゃってるなあ。
翔は不貞腐れた様に部屋をまた出ていってしまった。