その女、最強総長【完】


ホストクラブは準備が簡単だった。


文化祭前日に、少し高級そうなソファを何処からか持ってきて、ガラス製の机を並べて完成。

後は、俺達がスーツに着替えれば良いだけ。


凛が来てくれると聞いたリオは、いつもより気合を入れていた。


…俺も、少し…だけ。



「ねえねえ、俺かっちょいい!?」



これで何度目なのか、リオがそう言ったのは。


というか、普通自分で聞くかそれ。





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