その女、最強総長【完】
「…落ち着く。」
俺はいつものポジション…凛の膝。
「ねえ、仁はさあ…何で凛蝶がそんなに良いの?」
「嫉妬…?」
「そんな、可愛いものじゃないよ。ただ…少し気になっただけ。」
スッと、俺から目を逸らす。
でも、俺は聞いて欲しかった。
知ってほしかった…誰にも話した事のない俺と凛蝶の物語。
凛なら話しても良い気がした。
「俺はな…、中学時代滅茶苦茶荒れてたんだ…。」
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