その女、最強総長【完】



「…落ち着く。」



俺はいつものポジション…凛の膝。



「ねえ、仁はさあ…何で凛蝶がそんなに良いの?」


「嫉妬…?」


「そんな、可愛いものじゃないよ。ただ…少し気になっただけ。」



スッと、俺から目を逸らす。


でも、俺は聞いて欲しかった。


知ってほしかった…誰にも話した事のない俺と凛蝶の物語。


凛なら話しても良い気がした。



「俺はな…、中学時代滅茶苦茶荒れてたんだ…。」






< 237 / 470 >

この作品をシェア

pagetop