その女、最強総長【完】
「結局、俺に残ったあの人の情報は…凛って名前と女って事だけ。」
「ふぅん。」
興味無さげに凛は相槌を打つ。
「っあ、何で女、なの?凛蝶は男でしょう?」
「何となく。」
本当に何となく。
あの人から直接女とは聞いていない。
………けど、接して行くうちに解った。
雰囲気も、言葉使いも、全て女らしい事に気付いた。
だからこそ、今俺の前に居る凛が女という事に気付けたのであろう。
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