その女、最強総長【完】



「す………」


「ウルサイッ、ウルサイッ!ウルサイッ!」



凛は、呪文の様に大声で言葉を繰り返す。


あの時と同じ状態だ。


初めて会って、初めて倉庫へ連れて行った時と。



「凛、落ち着い…」


「ウルサイッウルサイッ、オマエノコトナンテオレハ………んんっ…」



その先の言葉を聞きたくなくて、俺は強引に唇を塞ぐ。



「ヤメ……ハアッ、テッ……」


「ダメ、許さない。」


「………んぅッ。」



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