その女、最強総長【完】



「仁………!?」



ドアの前に立った凜は、前に比べ大分痩せているのが解る。


俺はそんな凜の折れそうな弱々しい体を優しく抱き締める。



「いつも、ああやって俺を呼んでた?」


「呼んでなんか…」


「いつも、俺の事考えてくれてた?」


「考えてなんか…」


「いつも、そうやって一人で耐えてた?」


「………ッ」



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