その女、最強総長【完】



「ねえ、凛が言ってる事の意味、ちゃんとわかってる?」



コクリ…

小さく頷いてから、顔を真っ赤にさせ俯く。



「絶対、もうこの手を離さないで…何があっても私を離しちゃ…嫌だ…。」



離さない。絶対に何があっても君を一生愛したい。


離せない。俺はもう君に完全に捕まってしまったのだから。



「ンッ…、じ…ん、愛してる…」


「ククッ、…俺も。」





「凛はもう、俺のモノだ。」




抱き締めあった。


愛を囁きあった。


手を、握り締め…やっと、君は俺のモノになった。




「死ぬほど、愛してる。」




"幸せ"


それが今、なんだろうなって初めて実感した。


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