その女、最強総長【完】
ぎゅっと仁の方に強く抱き締められる。
「今言ったこと本当?」
「こんな時に嘘なんて…付く訳ないじゃないの……仁?」
仁を見上げると、何故か意地悪な表情をしている。
ニターって感じの笑顔。
「……なに、その顔。」
「ククッ、何でも。」
何でも無い奴がこんな顔する筈無い。
それに知ってる、こんな顔する時の仁は何か企んでるって事。
「じゃ、話の続き話さないと。」
とか言いながら私をベッドに押し倒して仁が覆い被さる。