その女、最強総長【完】
あと、ほんの少しでパチリと仁の瞼が開かれる。
そしてまた、意地悪に笑って。
「やっぱ攻めが良い。」
という意味不明な言葉を呟き。
「……んッ。」
私に優しくキスをした。
ロマンチックな場所でもなく、友人や家族に囲まれてるわけでもなく、豪勢な料理や沢山のプレゼントがあるわけでもない。
でも、それでも。
私は最高に、幸せでした。
「メリークリスマス。」
1日遅れのクリスマスがやって来た。