その女、最強総長【完】
「じゃ、続きする?」
いやいやいや……
いくら何でも、切り替え早すぎでしょう。
「遠慮します…」
「少しだけ、キスしよ。」
「ふぁ…ッ、も、バ…カ。」
少しだけとか言いながら、とっても長い、長い甘いキスでした。
「もう、満足したでしょ?」
「んー、物足りないけど行かなきゃいけない場所があるからやめとく。」
って言って。
私を床に立たせて、何故か仁がしゃがんでいる。
このポーズってもしかして……
「…ん。」
多分、この゛ん゛は乗れという意味があるんだと思う。
どうやら仁は私をおぶってくれるらしい。
気持ちは有難いんだけど…