その女、最強総長【完】
「何か欲しい物無い?」
「カルピス、飲みたいな。」
「了解。」
カルピスは毎日かかさずに飲んでいた。
センセに飲みすぎるなよって注意されてしまうくらい。
食欲が無い日はカルピスで耐えしのんだ。
「カルピス、セイも好きでしょう?」
゛セイ゛とは私が付けた赤ちゃんの名前。
北極星が好きな私。
だから、単純に星だと可哀想だからセイにした。
まだ、仁にはこの事は言ってない。
「セイ、早く出ておいで。」
セイに早く会いたかった。
まだ、3ヶ月入ったばかりだと言うのに
男の子かな?女の子かな?
顔はどっちに似てるんだろう?
瞳の色は私と同じかな?
とか、セイの事を考えるだけで胸がトクトクと高鳴った。