その女、最強総長【完】
「おはよう、凛。」
仁がまた戻って来たと思ったらセンセ付きだった。
赤ちゃんに何か異常でも見つかったのかな?
それとも―……私?
嫌な想像が沢山頭の中を埋め尽くす。
「昨日凛は何したかわかる?」
唐突すぎる質問に、少し戸惑う。
そんな事、解ってるに……決まって…
「う……そ…」
解らない。
昨日私が何処で何をしていたのか。
まるで、記憶の昨日の部分にぽっかりと穴があいた様に何も思い出せない。
「落ち着いて……聞け。」